「もぺもぺ 考察」と検索してこのページにたどり着いたあなたは、可愛らしい名前とは裏腹な、その不気味な世界観に興味や恐怖、そして強い関心を抱いているのではないでしょうか。もぺもぺは、単に検索してはいけない言葉として知られるだけでなく、多くの謎を持つ作品です。
この記事では、もぺもぺがなぜこれほどまでに怖いと評されるのか、そのホラー要素を深掘りします。また、作品に歌詞は存在するのか、多くの人が関連を噂するフラウィーというキャラクターは元ネタなのかといった疑問にも答えていきます。
さらに、作者の意図や、太鼓の達人への収録、子供向けコンテンツとして扱われた経緯、そして海外の反応まで、多角的な視点から考察します。ずっと狂気やずっと平和といった二次創作についても触れ、もぺもぺの対象年齢についても考えていきます。
この記事を読むと分かること
- 「もぺもぺ」が怖いと言われる具体的な理由と演出の分析
- 作者の背景や楽曲の元ネタ、歌詞の有無に関する考察
- YouTubeでの子供向け指定問題や台湾を中心とした海外の反応
- 「太鼓の達人」をはじめとする他の音楽ゲームへの展開状況
「もぺもぺ」の謎に迫る考察！その正体とは？
- 検索してはいけないと言われる理由
- 楽曲を手掛けたもぺもぺの作者とは
- 多くの憶測を呼ぶもぺもぺの歌詞の有無
- なぜもぺもぺはトラウマレベルで怖いのか
- もぺもぺの元ネタに関する様々な噂
検索してはいけないと言われる理由
「もぺもぺ」が「検索してはいけない言葉」として広く知られるようになった最大の理由は、その動画が持つ予測不能な恐怖演出にあります。多くの人が最初に目にするのは、ほのぼのとした音楽と可愛らしいお花のキャラクターが登場する、まるで子供向け教育番組のような映像です。この平和な雰囲気が、視聴者を完全に油断させます。
しかし、動画が始まって45秒あたりで雰囲気は一変します。突然画面にノイズが走り、音楽は不協和音を奏で始め、映像は赤と黒を基調とした悪夢のような世界へと変貌します。この可愛らしさからの急激な落差が、予期せぬ恐怖、いわゆるジャンプスケアとは異なるタイプの心理的な衝撃を与えます。
このように、名前や第一印象からは全く想像がつかない、強烈なトラウマを植え付けかねない内容であるため、興味本位で検索した人が精神的なダメージを受けないようにという警告の意味を込めて、「検索してはいけない」と言われるようになったと考えられます。
楽曲を手掛けたもぺもぺの作者とは
この個性的な楽曲「もぺもぺ」を生み出したのは、BMS（Be-Music Source）という音楽ゲームの界隈で非常に有名な2人のクリエイター、LeaF氏とOptie氏です。LeaF氏が楽曲制作を担当し、Optie氏が映像（ムービー）制作を担当するという強力なタッグで知られています。
LeaF氏は、キャッチーなメロディから激しいハードコアサウンドまで幅広く手掛ける作曲家で、音楽ゲームファンから絶大な支持を得ています。一方、Optie氏は、楽曲の世界観を完璧に表現する映像制作で高い評価を受けており、特に「もぺもぺ」で見せたような独特のアニメーションと演出は彼の真骨頂と言えます。
この二人は「もぺもぺ」以前にも、「BOFU2016」というイベントで発表した「wizdomiot」など、数々の合作でヒットを生み出してきました。彼らの作品は、単なる音楽ゲームの楽曲にとどまらず、一つの映像芸術作品として多くのファンを魅了し続けているのです。
多くの憶測を呼ぶもぺもぺの歌詞の有無
「もぺもぺ」の不気味な世界観を考察する上で、しばしば議論となるのが歌詞の存在です。動画を見聞きすると、特に後半のパートで何かを訴えかけるような声や音が含まれているように感じられるため、「何か恐ろしいメッセージが隠されているのではないか」と考える人も少なくありません。
しかし、公式には「もぺもぺ」に歌詞は存在しないとされています。楽曲はインストゥルメンタル（歌なしの器楽曲）であり、聞こえてくる声のような音は、シンセサイザーやサンプリング音源を加工して作られた、楽曲の一部としての効果音やメロディです。
それにもかかわらず歌詞の存在が噂されるのは、楽曲の持つミステリアスな雰囲気と、聴く人によって解釈が様々に分かれる抽象的なサウンドが原因でしょう。意味ありげに聞こえる音が、かえって視聴者の想像力をかき立て、「隠された意味があるはずだ」という深い考察へと繋がっているのです。
なぜもぺもぺはトラウマレベルで怖いのか
「もぺもぺ」が多くの人にトラウマ級の恐怖を与える理由は、複数の巧みな演出が組み合わさっているためです。単にグロテスクな映像を見せるのではなく、視聴者の心理を巧みに揺さぶる構成が恐怖を増幅させています。
第一に、前述の通り、平和な日常から非日常への「急激な転調」が挙げられます。安心感を与えておいてから、それを根底から覆す展開は、裏切られたような感覚と共に強い不安感を植え付けます。
第二に、恐怖の対象となるモチーフの秀逸さです。後半に登場するキャラクターは、顔が口だけになったり、花びらが無数の人間の手で構成されたりと、非常に不気味です。特に、人間の身体の一部が、生々しい質感で無機質に描かれる点に、多くの人が生理的な嫌悪感や恐怖を感じます。
そして最後に、聴覚への攻撃です。心地よかったメロディは耳障りなノイズや不協和音に変わり、視聴者の不安を極限まで煽ります。これらの視覚と聴覚への多角的なアプローチが融合することで、「もぺもぺ」は忘れがたい強烈な恐怖体験を生み出しているのです。
もぺもぺの元ネタに関する様々な噂
「もぺもぺ」の独特な世界観から、その元ネタについて様々な憶測が飛び交っています。中でも、最も有力な説として挙げられるのが、人気インディーゲーム「Undertale」に登場するキャラクター「フラウィー（Flowey）」との関連性です。
フラウィーもまた、最初は親しげな顔でプレイヤーに近づいてきますが、突如として恐ろしい本性を現すキャラクターです。可愛らしい見た目から豹変して攻撃してくるという展開が、「もぺもぺ」の構成と酷似しているため、多くのファンが影響関係を指摘しています。特に、後半に見せる不気味な顔は、フラウィーの邪悪な表情を彷彿とさせます。
ただし、作者であるLeaF氏やOptie氏が「Undertale」を元ネタにしたと公言したことはありません。あくまで、視聴者やファンの間での考察の一つであり、公式な情報ではない点には注意が必要です。しかし、このような考察が生まれること自体が、「もぺもぺ」の持つ物語性や解釈の余地の広さを示していると言えるでしょう。
多角的な視点による「もぺもぺ」の深い考察
- なぜ子供向けコンテンツに指定されたのか
- 本来のもぺもぺの対象年齢は何歳か
- 太鼓の達人にも収録された影響力
- エルサゲート問題など海外の反応
- まとめ：恐怖と芸術性が交差する「もぺもぺ」の考察
なぜ子供向けコンテンツに指定されたのか
「もぺもぺ」に関する有名なエピソードの一つに、2020年にYouTubeのシステムによって一時的に「子供向けコンテンツ」として自動判定されてしまった事件があります。この楽曲の内容を知る人からすれば信じがたい出来事ですが、これにはYouTubeのシステム上の理由が存在します。
当時のYouTubeは、米国の「児童オンラインプライバシー保護法（COPPA）」に対応するため、AIによるコンテンツの自動判別を強化していました。「もぺもぺ」の動画は、前半部分が非常によくできた子供向けアニメーションのようなテイストで描かれています。AIがこの前半部分だけを分析し、明るい色使い、単純なキャラクターデザイン、軽快な音楽といった要素から「子供向け」であると誤って判断してしまったと考えられます。
もちろん、これは制作者の意図とは全く異なるものでした。作者のOptie氏が再審査を申請した結果、数日後には子供向け設定は解除されましたが、この一件は「AIによる自動判定の危うさ」と「『もぺもぺ』の前半部分の完成度の高さ」を同時に示す興味深い出来事として語り継がれています。
本来のもぺもぺの対象年齢は何歳か
「もぺもぺ」が子供向けでないことは明白ですが、では本来の対象年齢はどのくらいなのでしょうか。この点について、作者から明確な指定はありません。しかし、楽曲の内容から想定される視聴者層を考察することは可能です。
まず、この楽曲はBMSという比較的コアな音楽ゲームのイベントで発表された経緯があります。そのため、第一のターゲットは、このようなゲームカルチャーやネット文化に親しんでいる10代後半以上のユーザーであると考えられます。彼らは、作品の持つ独特の文脈や、いわゆる「ネタ」としての側面を理解できる層です。
また、動画に含まれるホラー表現は、突然の大きな音やグロテスクな流血シーンこそないものの、心理的な不安や恐怖を強く煽るものです。したがって、ホラー作品に対する一定の耐性がないと、トラウマになってしまう可能性があります。これらの点を踏まえると、少なくとも中学生以下の視聴には保護者の判断が必要であり、基本的には高校生以上が対象となると考えるのが妥当でしょう。
太鼓の達人にも収録された影響力
「もぺもぺ」の影響力は、BMSやネットの枠を越え、大手アーケードゲームにも及んでいます。その代表例が、人気和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人」への収録です。2019年に収録が発表された際は、その意外な選曲に多くのファンが衝撃を受けました。
「太鼓の達人」版の「もぺもぺ」は、楽曲の雰囲気を忠実に再現した譜面構成が特徴です。特に、曲調が豹変する後半部分は、音符が画面を埋め尽くすほどの高難易度譜面となっており、プレイヤーの挑戦意欲を掻き立てます。
「もぺもぺ」は「太鼓の達人」以外にも、様々な音楽ゲームに収録されています。それぞれのゲームで、映像表現にどのような配慮がなされているかを比較するのも興味深い点です。
各種音楽ゲームでの展開とBGA（背景映像）の扱い
| ゲームタイトル | BGA（背景映像）の扱い | 備考 |
| maimaiでらっくす | 衝撃的な部分にモザイク処理や別の映像への差し替え | 多くの人がプレイする環境に配慮した自主規制 |
| WACCA | オリジナル映像をそのまま収録 | プレイ前に映像を流すか選択可能 |
| PUMP IT UP | 衝撃的な部分に走査線やぼかし処理 | 韓国発のゲームで、世界的な展開を考慮した表現 |
| CHUNITHM | 収録なし（2025年6月時点） | |
| SOUND VOLTEX | 収録なし（2025年6月時点） |
このように、各ゲームで対応が分かれており、「もぺもぺ」の持つ表現の過激さと、それをいかにプレイヤーに届けるかという各社の考え方の違いが垣間見えます。
エルサゲート問題など海外の反応
「もぺもぺ」は日本国内だけでなく、海外でも大きな注目を集めましたが、そのきっかけの一つは少々不本意な形でした。特に台湾では、前述のYouTube子供向け指定問題と関連し、「エルサゲート」の一つとしてニュースで取り上げられてしまったことがあります。
エルサゲートとは、子供に人気のキャラクターなどを使いながら、内容は子供に不適切な暴力、性的、あるいは不気味なものを扱う悪質な動画群を指すネットスラングです。台湾のニュースメディアが、「もぺもぺ」をその一例として紹介したため、現地のファンや日本の制作者サイドから抗議の声が上がる事態となりました。
一方で、このような騒動とは別に、純粋な作品として海外のリアクション動画などでは多くの反響があります。その反応の多くは、「最初は可愛いと思ったのに騙された！」「怖すぎるけど、曲が頭から離れない」といった、日本の視聴者とほぼ同様のものです。恐怖と賞賛が入り混じった反応は万国共通であり、「もぺもぺ」の持つ中毒性の高い魅力が、文化の壁を越えて伝わっていることを示しています。
まとめ：恐怖と芸術性が交差する「もぺもぺ」の考察
- 「もぺもぺ」はLeaF氏（音楽）とOptie氏（映像）によるBMS楽曲
- 可愛らしい前半から不気味な後半へ豹変する構成が最大の特徴
- その衝撃的な内容から「検索してはいけない言葉」として知られる
- 公式には歌詞は存在せず、インストゥルメンタル作品である
- 恐怖の要因は「急激な転調」「不気味なモチーフ」「聴覚への攻撃」の複合
- 元ネタとしてゲーム「Undertale」のフラウィーが噂されるが公式ではない
- YouTubeのAIに「子供向け」と誤判定された事件がある
- 対象年齢は明記されていないが、ホラー耐性のある高校生以上が妥当
- 「太鼓の達人」など多くの音楽ゲームに収録され人気を博している
- ゲームによって映像の規制・自主規制の対応が異なる
- 台湾では「エルサゲート」として誤って報道されたことがある
- 海外のリアクションも「怖いけど中毒性がある」というものが大半
- YouTube版とBMS版ではラスト1秒の演出が異なり、BMS版の方がより衝撃的
- 「ずっと狂気」「ずっと平和」といった二次創作動画も存在する
- 恐怖と芸術性が高いレベルで融合した、他に類を見ない作品である
