「若い頃に買ったコーチのシグネチャー柄のバッグ、捨てられずにクローゼットに残っていませんか？」
「10年以上前の古いものだし、アウトレットで買ったものだから、売れないわよね…」
もし、そう思ってゴミ袋に入れようとしているなら、ストップです！
実は今、80年代〜90年代の古いコーチ（通称：オールドコーチ）が、若者の古着ブームに乗って再評価され、買取相場が上がっていることをご存知でしょうか？
また、そこまで古くない「一昔前のコーチ」であっても、捨てずに現金化する方法は確実に存在します。
確かにルイ・ヴィトンなどに比べれば買取価格は控えめですが、ランチ代やお小遣いにするチャンスをみすみす逃すのはもったいないことです。
この記事では、買取のプロの視点から、以下のポイントを正直に解説します。
- 高く売れる「古いコーチ」と、値段がつきにくい「古いコーチ」の違い
- クローゼットに眠る「シグネチャー」や「ポピー」のリアルな買取相場
- アウトレット品（F品番）でも買取してもらえるのか？
- 少しでも高く売るための「まとめ売り」テクニック
あなたの家にあるそのコーチが、意外な「お宝」かもしれません。処分の前にぜひチェックしてみてください。
古いコーチのバッグでも買取は可能？モデル別の相場と「オールドコーチ」の人気
結論から言うと、古いコーチのバッグでも買取は十分に可能です。
しかし、コーチは流通量が非常に多いため、「どんなモデルか（素材と年代）」によって、驚くほど値段が変わるブランドでもあります。
「数千円〜1万円」になるものと、「数百円」になってしまうものの違いを見ていきましょう。
【結論】古いコーチも買取可能だが「素材」と「年代」で値段が激変する
コーチの買取において重要なのは、「希少価値があるかどうか」です。
2000年代以降に大量生産されたキャンバス地のバッグは、市場に溢れているため相場は低めです。一方で、それ以前に作られた「肉厚なレザー（革）」のバッグは、ヴィンテージとして特別扱いされます。
あなたの持っているバッグがどちらに当てはまるか、以下の項目で確認してください。
今高く売れるのはこれ！80〜90年代「オールドコーチ（USA製）」の相場
もし、あなたの持っているバッグが以下の特徴に当てはまるなら、それは「オールドコーチ」と呼ばれるお宝アイテムです。
- 特徴: 全面がレザー（野球のグローブのような分厚い革）でできている。
- デザイン: 「C」のマーク（シグネチャー）がなく、無地でシンプル。留め具がターンロック（ひねる金具）。
- 製造国: 中のタグに「Made in the United States（USA）」などの記載がある（※一部例外あり）。
これらは現在、Y2Kファッションや古着ブームの影響で、20代の若者やファッショニスタから熱烈に支持されています。
- オールドコーチ（ショルダーバッグ）
買取相場：3,000円〜10,000円前後
人気モデル（ウィリス、コートバッグなど）で状態が良ければ、1万円を超えることもあります。「お母さんのお下がり」が、今一番おしゃれなアイテムとして高値で取引されているのです。
10年〜15年前の「シグネチャー」「ポピー」等のキャンバス地の買取相場
一方で、30代〜40代の方が最も多く持っているであろう、2000年代〜2010年代に流行したタイプはどうでしょうか。
- シグネチャー（「C」マークの柄）のキャンバスバッグ
- ポピー（キラキラしたスパンコールなどがついたライン）
- パッチワークデザイン
これらは非常に人気がありましたが、流通量が桁違いに多いため、希少価値という点では弱くなります。
- シグネチャー（トート・ショルダー）
買取相場：500円〜3,000円前後
「安すぎる！」と思われるかもしれませんが、これがリアルな相場です。しかし、「0円（ゴミ）」と「500円（現金）」の差は大きいはずです。捨てずにリサイクルショップへ持ち込む価値は十分にあります。
「アウトレット品（F品番）」は古くても値段がつくのか？
コーチには、正規品（ブティックライン）の他に、アウトレット専用商品があることは有名です。
バッグの内側にあるレザープレートの番号を見てください。数字の前に「F」や「FS」というアルファベットが入っていれば、それはアウトレット品です。
「アウトレット品だから買取不可」と断られることは、基本的にはありません。ただし、元々の販売価格が安いため、買取価格も正規品の50%〜70%程度下がることが一般的です。
「値段がつけばラッキー」くらいの気持ちで査定に出すのが精神衛生的におすすめです。
ボロボロ・角スレ・汚れがある古いコーチの買取判定基準
古いバッグは状態も気になりますよね。
- レザー（革）のスレ・キズ:
オールドコーチのような良質なレザーなら、多少のキズや色あせがあっても「ヴィンテージの味」として許容され、リペアも可能なため買取可能です。 - キャンバス（布）のシミ・黄ばみ:
シグネチャーなどの布地についた濃いシミや、手垢による変色は、クリーニングが難しいため「買取不可」または「10円〜100円」になる可能性が高いです。
古いコーチのバッグを買取で少しでも高く売るコツと店選び
単価が低くなりがちな古いコーチですが、売り方を工夫することで査定額をアップさせることができます。逆に、店選びを間違えると「買取不可」と返されてしまうこともあるので注意が必要です。
単品ではなく「まとめ売り」で査定額アップを狙う
1点では数百円のコーチのバッグも、数で勝負することで金額が上がります。
買取店側としても、1点ずつ査定するよりまとめて持ち込んでくれた方が手間が省けるため、「おまとめボーナス」をつけてくれることが多いのです。
- 他の使わないブランドバッグ（マイケルコース、ケイトスペードなど）
- 着なくなったブランド古着
- 贈答品のタオルや食器
これらと一緒に「家の中の不用品一式」として査定に出すことで、「コーチ単体では500円だけど、全部で3,000円でどうですか？」という交渉が成立しやすくなります。
付属品（チャーム・ストラップ）を揃え、簡易クリーニングをする
コーチのバッグには、ロゴが刻印された「ハングタグ（皮のチャーム）」がついているはずです。これが有るか無いかで、見た目の印象が大きく変わります。
もし引き出しの中にしまってあるなら、必ずバッグに付けてから査定に出しましょう。
また、キャンバス地のバッグはホコリを吸いやすいです。粘着カーペットクリーナー（コロコロ）やガムテープで表面のホコリを取るだけでも、査定員への印象が良くなり、ランクアップに繋がります。
高級ブランド専門店よりも「総合リユースショップ」や「親切な宅配買取」を選ぶ
ここが最も重要なポイントです。
エルメスやシャネルをメインに扱う「超高級ブランド専門店」に古いコーチを持ち込むと、在庫過多を理由に断られる（買取不可）ケースがあります。
古いコーチを売るなら、以下のようなお店がおすすめです。
- 総合リユースショップ（セカンドストリート、ブックオフなど）
日用品や古着も扱っているため、コーチは「高級ブランド」として歓迎されます。 - 幅広いブランドを扱う「宅配買取サービス」（ブランディア、バイセルなど）
「ハイブランド以外もOK」と謳っている宅配買取業者は、海外への販路を持っているため、古いコーチでも値段をつけてくれる可能性が高いです。
どうしても値段がつかなかった場合の処分方法
もし「状態が悪すぎて買取できません」と言われてしまった場合でも、持ち帰って捨てるのは面倒ですよね。
多くのリユースショップでは、「エコ買取（1円買取）」や「無料引き取り（リサイクル処分）」を行っています。
- H&MやユニクロのリサイクルBOX: ブランド問わず回収（※クーポンがもらえる場合も）。
- 寄付団体: ワクチン寄付などに繋がるサービスへ送る。
「ゴミとして出すとお金（ゴミ袋代）がかかるけれど、引き取ってもらえば0円」と考えれば、決して損ではありません。
まとめ：古いコーチは「ゴミ」ではありません。まずは査定へ！
「昔流行ったコーチだから恥ずかしい」
「ボロボロだから捨てるしかない」
そう思い込んでいたバッグも、見方を変えれば貴重な資源であり、お小遣いに変わる資産です。
- 「オールドコーチ（革製）」なら、予想外の高値がつくチャンス！
- 「シグネチャー（布製）」でも、まとめ売りや店選びで現金化は可能。
- アウトレット品でも買取OK。
クローゼットの奥でカビさせてしまう前に、まずは「LINE査定」や「宅配買取」を利用して、今の価値を確かめてみてください。
部屋がスッキリ片付いて、さらにランチ代が手に入るかもしれませんよ。
