「ルイ・ヴィトンのヴェルニを手に入れたけれど、シリアルナンバーがどこにあるかわからない…」「もしかして偽物?」と不安に思っていませんか?
独特の光沢が美しいヴェルニラインですが、実はシリアルナンバー(製造番号)が非常に見つけにくいことでも知られています。
素材の特性上、刻印が馴染んでしまっていたり、意外な場所に隠れていたりすることが多いのです。
この記事では、ヴィトンの鑑定知識に基づき、ヴェルニのシリアルナンバーがある場所を形状別に詳しく解説します。
この記事のポイント
- ヴェルニの財布やバッグでシリアルナンバーが隠れやすい具体的な場所
- 番号が見づらい理由と、きれいに確認するためのコツ
- シリアルナンバーがない場合に考えられる「RFID(ICチップ)」の可能性
- 変色や劣化が進んだヴェルニの適切な扱い方
1. ヴィトン ヴェルニのシリアルナンバー(製造番号)がある場所
ヴェルニ製品は、内側の素材が革やマイクロファイバーになっており、その隅々にシリアルナンバーが打刻されています。まずは、代表的なアイテムごとの配置場所を確認しましょう。
この章の内容
- 財布(ジッピーウォレット等)で見落としがちなカードスロットの裏
- バッグ(リードPM等)の内ポケットの隅やタグの裏
- ヴェルニ素材特有の「打刻の見えにくさ」に注意
財布(ジッピーウォレット等)で見落としがちなカードスロットの裏

ヴェルニの代表格である「ジッピーウォレット」や「ポルトフォイユ・サラ」の場合、シリアルナンバーは「お札入れの端」や「カードスロットの一番奥」に打刻されていることが多いです。
特にカード入れの裏側にある隙間は、入り口を少し広げないと見えないため、ライトを当てて確認することをおすすめします。
バッグ(リードPM等)の内ポケットの隅やタグの裏

「リードPM」や「ヒューストン」などのバッグ類では、内側にあるオープンポケットの端、あるいは縫い目付近の非常に見えにくい場所に直接打刻されています。
モデルによっては、ポケットの内部に小さなヌメ革のタグが縫い付けられており、その裏側に番号が刻印されているケースもあります。
指先でポケットの隅をなぞるように探すと、凹凸で見つけやすくなります。
ヴェルニ素材特有の「打刻の見えにくさ」に注意
ヴェルニの内装に使われている素材によっては、経年劣化による「ベタつき」が発生し、刻印同士がくっついて数字が潰れて見えなくなることがあります。
また、濃い色の内装だと、型押しだけの刻印は光の加減で見落としてしまいがちです。
無理に広げると素材を傷めてしまうため、スマホのフラッシュ機能などを使って斜めから光を当て、影を作るようにして確認するのがコツです。
なお、これからシリアルナンバーを探すにあたって、まずはルイ・ヴィトンのシリアルナンバーの基本構造を理解しておくと、偽物との判別がよりスムーズになります。
2. シリアルナンバーがない・見つからない原因と対処法
隅々まで探してもシリアルナンバーが見つからないと「偽物かも」と不安になりますよね。しかし、最近のモデルや保管状況によっては、番号が存在しない、あるいは物理的に見えなくなっているケースがあります。
この章の内容
- 2021年以降のモデルは「RFID(ICチップ)」へ移行している
- 経年劣化による「刻印の消失」と「ベタつき」の影響
- シリアルがない=偽物とは限らない理由
2021年以降のモデルは「RFID(ICチップ)」へ移行している

現在、ルイ・ヴィトンでは偽造品対策として、製品にシリアルナンバーを打刻する代わりに「RFID(ICチップ)」を埋め込む仕様に変更しています(2021年頃から順次移行)。
お手持ちのヴェルニが比較的新しい時期に購入されたものであれば、そもそも目に見える刻印は存在しません。この場合、専用のスマホアプリで製品をスキャンすることで、製造情報を読み取ることが可能です。
経年劣化による「刻印の消失」と「ベタつき」の影響
ヴェルニはエナメル加工の特性上、湿気や熱に弱く、長期間保管していると内側に「ベタつき」が生じることがあります。
このベタつきによって内装の革同士が張り付き、無理に剥がした際に刻印部分の表面が剥がれて数字が消えてしまうことが珍しくありません。
また、頻繁に使用していた財布などは、摩擦によって刻印が浅くなり、肉眼では判別不能になることもあります。
シリアルがない=偽物とは限らない理由
「シリアルナンバーがない=コピー品」と直結させるのは早計です。前述のICチップ化や経年による消失のほか、一部の修理交換パーツ(リペア済み製品)には番号が刻印されないケースもあります。
もし「番号が見当たらないし、色あせやベタつきもひどくて、もう手放したい……」と感じているなら、一度専門家の意見を参考にするのが良いでしょう。
3. ヴェルニを安心して使い続ける・手放すための判断基準
シリアルナンバーの確認ができたら、次はそのヴェルニを今後どう扱うかを検討しましょう。
この章の内容
- 製造番号から読み解く製造年と寿命の目安
- 変色やベタつきがある場合のメンテナンスと買取事情
- 後悔しないためのネクストステップ
製造番号から読み解く製造年と寿命の目安
シリアルナンバーのアルファベット2文字は「製造国」、4桁の数字は「製造時期」を表しています。ヴェルニの寿命は保管状況にもよりますが、一般的にエナメルの光沢を美しく保てるのは10年程度と言われています。
番号を確認して15年以上前のモデルであれば、いつベタつきや変色(色移り)が起きてもおかしくない時期です。
変色やベタつきがある場合のメンテナンスと買取事情

一度変色してしまったヴェルニを元の色に戻すことは、残念ながら公式の修理でも不可能です。しかし、状態が悪くなってしまったからといって、そのまま捨ててしまうのは非常にもったいない選択です。
実は、どんなに状態が悪くても「ルイ・ヴィトン」というブランド価値がある限り、買取に応じてくれる専門店は存在します。
後悔しないためのネクストステップ
「シリアルナンバーも探しにくいし、色も変わってしまった……」と、そのバッグを持ち歩くことにストレスを感じ始めているなら、それが手放すタイミングかもしれません。
たとえボロボロの状態でも、恥ずかしがらずにプロに相談することで、意外な値段がつき、新しいバッグへの買い替え資金になることもあります。
次のステップとして、実際に「変色したヴェルニ」を売却した方の体験談を参考に、今の自分に最適な選択肢を探してみてはいかがでしょうか。

